テクニック ブラックバス

バス釣り合わせ方のコツは?みんなやってるフッキングの大間違い…

2019年3月30日

 

バス釣り合わせ方のコツは?みんなやってるフッキングの大間違い…

釣り全般において魚を釣るための重要な動作の1つに『合わせ』と言うものがあります。

これはフックを魚に狙ってかける事を言いますが、ブラックバス釣りにおける合わせ』のコツについて質問を受けましたので、この記事の中で紹介をしていきたいと思います。

 

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バス釣り、合わせの大間違い…みんなやってるフッキングの特徴は?

合わせ』とは、すなわちブラックバス釣りにおいてはフッキングと呼ばれることが多いと思います。

実はこのブラックバス釣りにおける「合わせ・フッキング」について以前より思っていたことがあります。

それは多数の釣り仲間を見ていて、「あの合わせ方で、フッキングがしっかりと決まっているのかなぁ…?」といったことです。

これって僕の釣り仲間に限らずですが、結構多くのアングラーがやっているようにも見受けられます。それってどういう特徴なのかと言うと、

・焦ったように竿を煽る
・必要以上に動作が大きい
・ロットがあまり曲がっていない

この辺りです。

今まさにこの文章を読まれているあなた!身に覚えはありませんか?客観的にこれらのような動きをされている方、要注意ですよ!

そのフッキング…大間違いです!!!

えーマジで嘘だろうって思われて方安心してください。これから合わせフッキング動作の正しいやり方について解説をしていきます。

 

フッキング 合わせ

 

 

バス釣りフッキング論!合わせの真実…物理的事実を理解せよ!

この正しいフッキングを語る前置きとして、フックが魚に刺さり、そして、食い込ませるための物理的な現象を理解しましょう。

ある種、これを理解でき意識して入れば自然に正しいフッキングを行えるようになると思います。では、どのようにして最終的に魚へのフッキングが決まるのか解説していきます。

流れとしては、魚がルアーやワームにバイトするところから始まりますね。

次に魚がリグと共に口に含んだフックのポイント(先端)が魚のどこかに軽くかかります。そこからフックのポイントに何らかの理由で圧がかかり食い込んだ末、ゲイブまで到達していれば外れにくいフッキングの完成です。

この中で、重要となるのが『初期掛かり』と『食い込み』です。

初期掛かり』と言うのは、ハードルアーの場合は、フックがむき出しかつトリプルフックであるため、120度ピッチでの構成となっていることから、口に入った瞬間に初期掛かりが伴う可能性が高くなります。

ワームにおいては、基本シングルフックのためフックポイント自体が1つであり1方向でしか掛かり様がないため、必然的にアングラーが意図して魚の口にフックポイントをかけるということが必要になってきます。

これって吸い込んだフックに対して魚の位置が移動しないといけないわけですから、あるときは魚が移動することで勝手に初期掛かりすることもありますが、魚をあてにしていては釣り上げられる魚も釣り上げられなくなってしまう可能性が出てきてしまいますので、こちらから動いていく必要がトリプルフックよりも高まります。

そして初期掛かりが成立したその後は、そのフックのポイントに圧をかけることで『食い込ませる』と言うことになります。

文章で書くとそれぞれ独立した行為にも思えますが、こういった物理的な現象を一連の流れの中でスムーズに起こしてあげることが必要になってきます。

この中で非常に重要なのが初期掛かり状態から食い込ませていく流れの中でラインを緩まなせないことです。

つまり理想的なのは徐々に力が加わっていく動きになります。逆に極力避けたいのはフリーの状態から初期掛かりも含め一気にフックアップを狙う動きです。

あまりイメージのわからない人向けに具体的に解説すると、例えば、針先を自分の親指に軽く押し当ててみてください。この時フックのポイントをしっかりと確実に親指にかけていれば、その角度が親指と平行になるほどに横を向いた状態となっていきますが徐々に力を加えれば皮膚に食い込んでいくはずです。

今度は逆に、親指にフックポイントを当てない状態から一気に刺そうとすると、皮膚の表面に傷はできるもののうまくさすことができないと思います。あ、本当にやらないでくださいね危険ですから。ただイメージはできますよね。もしイメージできなければ軽く弾力のあるもので試してみるといいと思います。

このイメージの前者を『食い込ませる』といい、後者は俗にいう『弾く』といった現象に近いと思われます。

つまり、クランクベイトでの用途が多いグラスロッドはこのような考え方で、あえて弾力(復元力)の低いブランクスを採用することで、浅い掛かりも有効に捉えていくといった、動作をオートマティックに表現していると僕自身は解釈をしています。まとめると、フッキングは『初期掛かり』からの『食い込み』の一連の流れが重要と言うことです。

 

 
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バス釣りフッキング論!合わせ方のコツとは?

ではこの物理的な動きが分かった所で実際の『合わせ方』はどのような動作となるかを解説していきます。

ここでは『テクニック的』な話と『メンタル的』な話に分けて解説をしていきます。

テクニック的視点

先ほど説明した物理的事実を理解した上で、合わせるタイミングを図っていくと言う部分になります。

フックの「初期掛かり」そして「圧の徐変による食い込み」と言うところを説明しましたが、これを実際の動作と連動して考えると、まず、絶対条件はラインに弛みがあってはならないと言うことです。

フッキング動作と言えば、ブラックバスのテキサスリグの合わせが真っ先に浮かぶ人が多いんではないでしょうか。

実はテキサスリグのフッキング動作において最初の項(大間違いなフッキング)で紹介した、「必要以上にロットを煽る」「竿が曲がっていない」といったことが、この弛みの有無に非常に大きく関わってきます。

 ラインの弛みをしっかりと取りつつ、フッキングができていれば、フックに力が確実に伝わり魚の荷重をロッドのバット部分でしっかりと受け止めることができるようになります。

またバットでしっかりと荷重を受け止めきれていれば、すなわちフックに十分な力が伝わっていると言うことになります。

これを客観的な視野で見ると、ロッドを振り上げた際に、手元からロッドの中央付近までが胸元でしっかりとロックしているように見えます。そして力強く見えるはずです。

そういった合わせの動作が出来ていれば問題ありません。

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これを「間違った例」として挙げた客観視動作で考えると、明らかにロッドがロックされてない状態となりますよね。

ですので、最も意識しないといけない事はロットを振り上げた際に胸元でロックすると言う状況を作り出せることが合わせのコツになります。

そしてもう一つ重要なことを言うと、フッキング直前のロットの状態と言うのはティップが少し魚の荷重を感じて曲がっている状態を作り出すことです。

これは1つは ラインスラッグを確実に取ると言う意味合いもあるのですが、フックのポイントが収まりどころを探すための、要は初期掛かりを狙うテクニックでもあります。

この2つのことを意識していれば、合わせがうまく決まるはずです。

もちろんこのすべては、様々な状況からの流れの中での動作の1つに過ぎないため、常にこの理想型ができるかと言うと解説している私自身も100%できている自信はありません。

ですが常にこのことを意識しておけば、かなりの高額率でフッキングが決まる状況を作り出せることができます。

 

メンタル的視点

次にメンタル的な部分になります。先程のテクニックをどれだけ練習しようが、それがうまく発揮できなければ意味がありませんよね。

魚釣りの場合、一期一会ですからどうしても当たった瞬間と言うのは、取りこぼしたくないと言う心理が働き、多少なりとも焦ってしまうのが釣りたい欲にかられた釣り人の性だと思います。

ですが、お分かりの通りこの心理状況っていうのは焦りを誘発する可能性とゆうか確実に焦ってしまいますから、当たりを感じてから待つメンタルを鍛えなければなりません。

いやいや、あんまりモタモタしてると、せっかくバイトした魚がルアーを離してしまわないか?といった反論もあろうかと思います。

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それはそれであり得ますので否定はしません。ですが割合として多いと感じるのは当たった後にそれが魚なのか利いた上で、一呼吸置いてフッキングをすると言う流れでも、十分に魚は取れています。従ってまずはこの基礎的な動きとその動きが出来るメンタルを体に染み付かせることが最優先だと考えています。

仮に「ショートバイト」や「食いが浅い」、すぐに吐き出すなどの厳しい状況となった場合、バイトに気づいてから即座に合わせたくなるのもわかりますが、フッキングを決める上での必要な物理現象は変わりませんので、そういった視点で見れば、即座に合わせることが魚を連れてくる条件になるとは言い難いですね。

ただし、先ほど解説した「初期掛かり」と「食い込み」の法則をしっかりと体に染み付かせておけば、その合わせの対応の中でも、しっかりと魚をかけるための物理的な流れが作り出せると思います。

いずれにしてもこの物理原則を当たり前の動きにすることが重要であるといえます。

ちなみにですが、「ショートバイト」や「食いが浅い」などの厳しい状況においてバイトを釣果につなげていく手法は、即合わせ以外にもあることを理解しておきましょう。

そもそも根本的に「ショートバイト」や「食いが浅い」と言うこの部分を改善してあげればいいわけですから、自分の小手先で対応していくよりも、より魚が深く咥えてくれるような仕掛けや釣り方を模索する方が、バイトを実績につなげるための近道な気がします。

しかもその検討をしていくと言う事は、環境条件を理解するといった割と高度な思考を得ることにもつながりますから、自らの釣りレベルを根本的に底上げする要素の習得にもつながってきます。

 

このフッキングや合わせについての持論はまだありますが、ちょっと細かすぎる情報のため今回はこのあたりにしておこうと思います。

何か、取り上げて欲しい前提などあったらご連絡ください!

ではまた!

 
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