こんにちはー!maboです。
皆さんフィッシングラインの寿命ってどの程度気にされていますか?
消耗品とは言え、安くない買い物ですからそう簡単に交換もできないですよね。。。
そんな中で知っておくべきなのが、寿命であり、それを左右する劣化の知識とその対策です。
今回はそういった内容について解説をしていきたいと思います!
≪もくじ≫
釣り糸の劣化には種類があった!全5種類を解説!
まず、釣り糸の劣化の種類について考えていきましょう!
僕が経験から考える劣化は大きく分けて2つの分類、そして枝分かれしてトータル5つのタイプに区分されます。
それでは行ってみましょう!
物理的劣化
・傷
・巻き癖
・糸ヨレ
化学的劣化
・水分
・紫外線
物理的劣化については分かり易いですよね。
傷付けば、ダイレクトに強度が落ちますから、絶対に見逃せない劣化ですし、ある程度気を付けていればトラブル防止できる劣化ですよね。
そして、巻き癖と糸ヨレについては操作性に大きく影響してきます。
特に、スピニングリールの巻き癖、糸ヨレに関しては、ライトリグを操作する上では致命的でかつロッド・ガイドに絡むなどの非常に厄介なトラブルにさいなまれます。
スピニングリール ラインの正しい巻き方は?トラブル回避の超絶理論!
ですので、後者2つの物理的劣化に関しては特に強度低下と言う問題では無いのですが、形状変化としての劣化は、魚を狙い通りバイトに持ち込むという、ファイトに持ち込むまでのところに影響してくる問題になります。
化学的劣化についてですが、
吸水、紫外線による強度低下が挙げられます。これは自然環境が持ち合わせる要素ですから、魚釣りと言う前提においては、完全に避けては通れない要素が相手となります。
従って、この結果を見込んだ上で寿命設定をしていく必要がありますね。
ラインが劣化するまでの期間はどの位?
では、これらの要因で劣化するまでの期間とはどの程度のものなんでしょうか。
まず傷についてですが、これは基本的に釣りをしている際についてくるものですよね。
そのため、釣りをしながら回避、もしくは対処をしていく他ありませんね。
巻き癖については、巻き圧や使用頻度によってその扱いにくくなるまでの期間は変化すると思いますが、僕のイメージ的には半年程度で少し苦しくなってくるかなという印象です。※あくまで週末アングラーベース
また、スプールのより下に巻かれた線の方が巻き圧が高くなることと、径が小さいが故に、その巻き癖もかなり強くなってきます。
糸ヨレに関しては、スピニング特有の問題で、これも使用頻度によってきますが1日の大半を同じタックルでやり切った場合に、3〜5回くらいの釣行で扱いがしんどくなる位のヨレが発生したことが数度あります。
それ以外で7〜8タックルを平均的に使う場合には、期間的に3ヶ月程度は何とかなる印象です。
水分に関しては、話では一度吸った時点で劣化すると言われていますので、劣化させたくない場合には水に触れさせないというところが肝となるんでしょうが。。。出来る?ってかんじですよね。
紫外線に関しては、ラインは樹脂製ですから基本経年劣化となりますね。つまり、概ね時間に比例すると考えていいと思います。
ライン寿命を延ばす超簡単な方法とは?
劣化タイミングをおおよそ予測できたとしても、実際に使う局面となれば極力無駄なく使い切りたいのが人情ですよね。
そこで、前述した5つの劣化タイプに対してそれぞれ対処法を紹介していきたいと思います!
傷寿命
チェックしながら使うといった方法しかありませんね。そして、傷がひどいと感じた場合には躊躇せずカットして結び直すということが無難です。大きな魚をバラしてしまった後では後悔しか残りませんから。
僕は、この傷つきでのラインブレイクはしたくないので結構頻繁にチェックを行っています。
巻き癖寿命
これの対処法は、釣行期間と巻き付けライン長さである程度回避できますね。
要は、釣りにならない程の巻き癖がついてしまうような期間の中で巻き替えを実施するってことになります。
いやいや、結局かよ!って思うかもしれませんが、そこについて詳細説明をしていきます。
例えば、放置状態での巻き癖期間が半年とした場合に、その期間に何度釣りに行き、何メートルのラインを失うのか?ということを想定しておきます。
仮に、隔週1ペースで釣りに行ける状況であれば半年で10回程度の釣行になります。この時に1回の釣行で3mのラインを失うと考えれば、10回目の釣行の際には30mを失っている計算になります。
この時に残っているライン長さ調整してあげればいいのです。具体的数値で言えば30-40mあればOKだと思いますから、巻き替え時に60-70mのラインを巻いてあげれば丁度良く使い切ることが出来るって話になりますね。
ですから、こういったことを想定して300m巻きのラインを購入することがコスパが良いという判断になりますね。
糸ヨレ寿命
糸ヨレについては、キャストを重ねる程についてしまうのでかなり厄介な劣化と感じています。
ですが、物理現象さえ押さえておけば対処法は何かしらあるものです。
この糸ヨレについて、現状で最も有効な対策としてはこれです!
ラインの巻取り方向が一定であることから、糸ヨレ方向も決まっているんですよね。ですので、その逆方向にラインを回転させてあげることで糸ヨレを正常に戻すといったアイテムです。
水分寿命
この劣化に関しては、対策を打つのはかなり難しいと思います。何せ水に浸けて使うと言う前提ですので、ラインに水が浸透しないようなコーティングをするくらいしか手がないのかもしれないですね。
しかしそれが出来れば、ある程度劣化を遅らせることができる可能性はあります。そういった中で僕が使用しているのがこちらです。
VARIVAS PEにシュッ!プロ仕様 [モーリス(MORRIS)
この商品は一応PEラインの摩擦抵抗を減らすためのコーティング剤になりますが、フロロやナイロンラインにも用いることが可能です。
フロロに関しては、張りがある分ライン放出時の摩擦抵抗低下に有効ですし、ナイロンラインにおいては、これに加えて吸水性も妨げる働きが少なくともあるのではないかと予想しています。
使い方は、僕の場合、巻き替え直後の新品状態で一度まんべんなく注しておいて、その後は2~3回の釣行毎に追加で注しています。
紫外線寿命
これに関しては、対策が相当難しいと思います。
というのも、UVカットコーティングをライン全体にする以外で対策ができないと思うからです。
したがって最大限できることとしては、タックル保管場所を窓際などにするのは避け、極力部屋の隅っこ、もしくは真っ暗なクローゼットなどに収納しておくとか、もしくはリール自体をタックルから取り外し、タンスや引き出しで管理をするなど、保管時の紫外線劣化を防ぐ事が今やれる対策となります。
週末アングラーの場合は、この対応するかしないで劣化の程度が全く変わってくると思います。
要は釣りに行ってる間の10時間程度のみを紫外線にさらすのか、毎日10時間ずつまんべんなく紫外線にさらすのかで週一釣行の場合、1週間で60時間2週間で120時間の差がついてきますからね。
残念ながら今のところ、釣り場において出来る紫外線劣化対策は恐らくはないと思われますので、日常管理でなんとかやりくりする他ないのが現状です。
釣りのライン交換時期っていつ?巻き替えの簡単な4つの判断基準とは?
最後に、劣化に対しては僕自身かなり気を使っています。何しろ、掛かった魚が大きい程、劣化の影響を受けやすくなるからです。
ですので、これらの対策は常に行っています。とは言う物の習慣付いてしまえば、それほど神経質にならなくてもいい作業レベルですから、とにかく習慣化してしまうことが得策だと思います。
ここから発展した対策などが発見できれば、今後どんどん紹介していきたいと思います!
ではまた!